出産後の「さまざまな痛み」
2020.09.02
産後の腱鞘炎とは
postpartum tendonitis
産後の腱鞘炎とは
postpartum tendonitis
こんにちは!
今月は、産後に起きやすい身体の問題についてお伝えします。
多くの方が経験しているのが腱鞘炎です。
特に初産のママさんは、産後の早い時期から手首の腱鞘炎に悩まされています。
慣れない抱っこなど手首の使いすぎが原因とされますが、それだけではありません。
首から背中に負担をかけている場合も腱鞘炎の一因になります。
腱鞘炎は、筋肉と骨をつないでいる腱、それを固定する腱鞘が擦れたりして起きる炎症です。
産後しばらくは、リラキシンというホルモンの影響で、関節がグラグラした状態なので、慣れない沐浴や抱っこなどで手首に無理な力を加え続けたりすると発症に至ります。
こうした腱鞘炎を回避するには、普段から首や背中に負担をかけないことです。
手首や指を動かす運動神経や痛みを感じる感覚神経は首から出ていますので、できるだけ手首は真っ直ぐを保ってください。
抱っこする時は手を軽く握ってグーの状態にします。
横に抱っこする時は、片肘に赤ちゃんの頭を乗せて、もう片方の肘に膝の裏側を乗せます。
あとは手首をなるべく真っ直ぐにして腕に軽く添えます。
腕全体で支えれば手首の負担も軽減できますので、注意して行ってみてください。